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ConoHa WINGのかんたん移行が失敗する原因と直し方

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ConoHa WINGの「WordPressかんたん移行」が失敗する原因は、移行元のサイト側にあることがほとんどです。ログインを邪魔するセキュリティ系プラグイン、溜まりすぎたバックアップファイル、古いPHPやWordPressの3つで、公式サポートのエラー一覧の大半を説明できます。

直し方の基本は「移行元で原因を取り除いてから、もう一度実行する」です。ネームサーバーは移行が100%になるまで切り替えないでください。順番を間違えると、表示されるサイトが旧サーバーと新サーバーの間で揺れて、原因の切り分けが難しくなります。

この記事では、エラーの要旨ごとに原因と直し方をまとめました。仕様はConoHa WING公式サポートで確認しています。最終確認日は2026-10-03です。

最初に確認 移行できないサイトの条件

ConoHa公式サポートは、かんたん移行を使えないサイトの条件を明記しています。次のどれかに当てはまるなら、何度やり直しても成功しません。

  • WordPressのバージョンが3.8.5より古い
  • PHPのバージョンが5.3より古い
  • マルチサイト機能を使っている
  • ログイン画面に二段階認証を入れている
  • FTP情報の入力を求める設定になっている
  • WordPress.comで作ったサイト(レンタルサーバーに入れたWordPressではない)

マルチサイトとWordPress.comは、かんたん移行の対象外です。この2つは手動で移行する方法に切り替えます。バージョンと二段階認証は、移行元で直せば対象に入ります。

ブログを始めて数年たったサイトは、PHPが古いまま放置されていることがあります。AI副業ブログを別のサーバーから引っ越すときも、最初に移行元の管理画面でPHPとWordPressのバージョンを確認しておくと、無駄な再実行を減らせます。

エラー別の原因と直し方

公式サポートの「WordPressかんたん移行のエラーについて」に載っている内容を、移行元で直すものから順に並べ替えました。表示文言は画面や時期で変わることがあるため、下の表はエラーの要旨で書いています。

エラーの要旨主な原因直し方
移行元にログインできないユーザー名・パスワード・URLの入力ミス、画像認証や二段階認証のプラグイン入力を確認し、認証系プラグインを止める
ファイルサイズが大きい・ファイル数が多すぎるバックアップや解析プラグインが溜めたファイル不要なファイルを消してから再実行
移行元にプラグインをインストールできないPHP・WordPressが古い、FTP情報が必要な設定バージョンを上げる、または専用プラグインを手動で入れる
移行元の確認ができないベーシック認証などのアクセス制限制限を一時的に外す
移行先にログインできないテーマやプラグインがPHPのバージョンに未対応PHPのバージョンをそろえる、プラグインを止める
移行先サイトが存在しないConoHa側のWordPressを削除したConoHa側の登録を削除して最初からやり直す
テーブルの容量・行数が大きいデータベースの特定のテーブルが肥大化不要なテーブルやログを減らす
移行元サーバーとの接続エラー一時的なサーバー側の不調時間を空けて再実行、だめなら手動移行
予期せぬエラー原因を特定できないデータ量を減らし、不要なプラグインを止める
マルチサイトのエラーマルチサイト機能を使っているかんたん移行では移行できない

移行元にログインできない

ConoHaのしくみは、入力した管理者IDとパスワードで移行元のWordPressにログインし、データを持ち出す流れです。ログインの途中に画像認証や二段階認証があると、ConoHa側が先に進めません。

公式サポートが挙げる原因は次の3つです。

  • ユーザー名またはパスワードの入力ミス
  • 二段階認証や画像認証を入れるプラグインが有効
  • 移行元URLの入力ミス(サブディレクトリに入れたWordPressなら、ディレクトリ名まで必要)

個人ブログでよく使われる「SiteGuard WP Plugin」は、ログイン画面に画像認証を足せます。移行の間だけプラグインを停止し、移行が終わってから有効に戻します。

ファイルが多すぎる・サイズが大きい

この系統のエラーは、バックアップ系プラグインが溜めた古いバックアップが原因になりやすいです。記事数は少ないのに、サーバーの容量だけが大きく膨らんでいるサイトは要注意です。

実際に約200記事のサイトで移行が失敗した事例では、ConoHaサポートから「移行元のファイル数が多く、バックアップ処理で移行元サーバーのリソースが足りなくなった」という趣旨の回答があったと報告されています。原因は「BackWPup」が溜めたバックアップで、サイト容量の半分以上を占めていました。不要なバックアップとプラグインを消したところ、1回で移行が通ったそうです。

確認する場所は次の順です。

  1. 移行元サーバーのファイルマネージャーで、wp-content配下のサイズを見る
  2. バックアッププラグインの保存先フォルダに、古いファイルが溜まっていないか見る
  3. アクセス解析やキャッシュのプラグインが作ったフォルダも見る

消す前に、必要なバックアップは自分のパソコンにダウンロードしておきます。サーバー上のバックアップは、移行とは別に手元にも残しておくと安心です。

移行元にプラグインを入れられない

かんたん移行は、移行元のWordPressに作業用のプラグインを入れて動きます。PHPが5.3未満、またはWordPressが3.8.5未満だと、このプラグインが入りません。

もう1つの原因は、プラグインの追加時にFTP情報を聞かれる設定のサーバーです。公式サポートは、この場合に「WING Website Migrator」というプラグインを移行元へ手動で入れる方法を案内しています。

移行先にログインできない

移行先にログインできないエラーは、ConoHa側のPHPのバージョンにテーマやプラグインが対応していないときに起きます。移行元と移行先でPHPのバージョンが大きく違うと出やすくなります。

直し方は2つです。

  • ConoHa側のPHPのバージョンを移行元と同じにして、移行後に段階的に上げる
  • 新しいPHPに対応していないプラグインを止め、テーマも標準テーマに切り替えてから再実行する

ConoHa WINGではPHP8.2の提供終了が予定されています。移行元と同じ古いPHPで移行したら、そのまま放置せずに上げる計画を立ててください。手順はConoHa WINGのPHP8.2は年末終了|上げ方と真っ白対策にまとめています。

失敗を防ぐ移行前の下準備

かんたん移行の失敗は、実行する前の下準備でかなり防げます。公式サポートの注意事項と、移行経験者の報告をもとに、下準備を5つに絞りました。

  1. 移行元のWordPress本体・テーマ・プラグインを更新する
  2. 画像認証・二段階認証・ログインURL変更のプラグインを止める
  3. 古いバックアップファイルと使っていないプラグインを消す
  4. ベーシック認証などのアクセス制限を一時的に外す
  5. 移行元の管理者IDとパスワードをメモしておく

公式サポートは、エラーの原因になりうるプラグインとして次の6つを例に挙げています。関連記事・アクセス解析・リンク確認など、データベースへの書き込みが多い種類が並んでいます。

  • Yet Another Related Posts Plugin
  • WassUp Real Time Analytics
  • WordPress Popular Posts
  • wp slims stat
  • Broken Link Checker
  • count per day

公式は「上記以外でもエラーになる場合がある」とも書いています。上の一覧にないプラグインでも、移行の間は止めておく方が切り分けやすくなります。

ConoHa側で入力する項目

ConoHa側の入力画面では、移行元の情報に加えて、新しいデータベースの名前・ユーザー名・パスワードを決めます。データベース名とユーザー名は初期値のままで問題ありません。データベースのパスワードは後から確認しにくいので、必ずメモしてください。

移行先URLでは、wwwありかなしかと、サブディレクトリの有無を選べます。移行元と同じ形にそろえないと、移行後にリンク切れが起きます。

テスト移行と本番移行の順番

ネームサーバーの切り替えは、移行の進み具合が100%になってからです。公式サポートも、ドメインのネームサーバー情報は移行作業が完了してから変更するよう案内しています。

全体の流れは次のとおりです。

  1. ConoHa側にドメインを追加する
  2. テスト移行で、test-wing.comのテスト用URLに移して表示を確認する
  3. 問題がなければ本番移行を実行し、100%になるまで待つ
  4. ドメインのネームサーバーをConoHaに切り替える
  5. 反映を待ってから、無料独自SSLを設定する
  6. 止めていたプラグインを有効に戻す

テスト移行では、テスト用URLにかけるアクセス制限のユーザー名とパスワードも設定します。テスト用URLで表示崩れやログインの不具合を見つければ、旧サイトに影響を出さずに直せます。

ただし、ConoHaの初期ドメインへ移行する場合はテスト移行を使えません。独自ドメインを使っていない人は、本番移行で直接確かめることになります。

ネームサーバーの設定値と反映時間

ConoHa公式が案内するネームサーバーは次の3つです。

  • ns-a1.conoha.io
  • ns-a2.conoha.io
  • ns-a3.conoha.io

ドメインを他社で管理している場合は、その会社の管理画面でこの3つに書き換えます。反映には24〜72時間かかると公式は案内しています。移行経験者の報告では1〜6時間で切り替わった例もありますが、ドメイン会社によって差があります。

セキュリティ系プラグインを戻すのはSSLの後

止めていたセキュリティ系プラグインは、無料独自SSLの設定が終わってから有効に戻します。https化の前にログイン制限を戻すと、URLの切り替えと重なって管理画面に入れなくなったという報告があります。

無料独自SSLがONにならないときは、ネームサーバーの反映がまだ終わっていないことが多いです。ConoHa WINGの無料独自SSLができない原因と直し方で症状別に確認できます。

かんたん移行をあきらめる判断

次の3つに当てはまるなら、かんたん移行にこだわらず手動移行に切り替える方が早く終わります。

  • マルチサイトやWordPress.comのサイトで、そもそも対象外
  • 下準備をすべて済ませても、同じエラーが2〜3回続く
  • 移行元サーバーとの接続エラーが、時間を空けても直らない

手動移行は、移行用プラグインでデータを書き出してConoHa側に読み込む方法と、ファイルとデータベースを自分でコピーする方法があります。どちらも作業量は増えますが、かんたん移行の制限は受けません。

なお、かんたん移行に回数制限や追加料金があるかは、公式サポートに記載が見当たりませんでした。料金や仕様は変わる可能性があるため、迷ったら公式サポートに問い合わせてください。

これから乗り換える人へ

まだConoHa WINGを契約していない人は、申し込みの途中で「WordPressかんたんセットアップ」から他社サーバーからの移行を選べます。契約と移行を一度に進められるため、乗り換えの手間を減らしたい人に合います。

注意点もあります。移行できない条件は上で紹介したかんたん移行と同じです。契約前に、移行元サイトのPHPとWordPressのバージョンを確認しておいてください。ConoHa WINGとほかのサーバーで迷っている段階なら、ConoHa WINGとエックスサーバーどっち?AIブログ向け比較も参考になります。

よくある質問

移行中に旧サイトは表示されたままですか

表示されたままです。ネームサーバーを切り替えるまで、読者は旧サーバーのサイトを見ています。この期間に新しく記事を書くと新サーバーに反映されないため、移行中は記事の更新を止めてください。

移行が途中のパーセントで止まったら

まず時間を空けて画面を確認します。長時間動かない場合は、ConoHa側の登録を削除してから下準備をやり直し、再実行します。公式の一覧にある「移行先サイトが存在しない」エラーも、ConoHa側の登録を削除してからやり直すのが対処法です。

移行元のサーバーはいつ解約できますか

ネームサーバーの反映が終わり、新サーバーで表示・ログイン・SSLの3つを確かめてからです。反映前に解約すると、反映待ちの読者にサイトが表示されなくなります。メールを旧サーバーで使っている場合は、メールの移し替えも済ませてから解約します。

移行後に管理画面に入れなくなりました

原因の多くは、ログインURLを変えるプラグインやConoHa WINGの「WordPressセキュリティ」の制限です。症状別の直し方はConoHa WINGでWordPressにログインできない原因と直し方にまとめています。

まとめ

ConoHa WINGのかんたん移行が失敗したら、移行元から原因を取り除いてから再実行します。

  • 対象外の条件(マルチサイト・WordPress.com・古いバージョン・二段階認証)を最初に確認
  • ログインできないエラーは、画像認証や二段階認証のプラグインを止める
  • ファイルが多すぎるエラーは、溜まったバックアップを消す
  • ネームサーバーは移行が100%になってから切り替える
  • セキュリティ系プラグインは無料独自SSLの後に戻す

同じエラーが続くなら、手動移行に切り替えるのも正しい判断です。旧サーバーの解約は、新サーバーでの表示を確かめてからにしてください。

※本記事は情報提供を目的としたもので、副業・転職による収入や成果を保証するものではありません。料金・仕様は変動するため、利用前に必ず公式サイトでご確認ください。

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