ConoHa WINGの自動バックアップ復元|戻らない時の手順
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ConoHa WINGの自動バックアップは、「復元」を押しただけではブログは元に戻りません。公式サポートによると、復元を実行するとバックアップ当時のデータがサーバー内の別の場所に置かれます。そこから必要なファイルを自分で本来の場所へ移して、はじめて元に戻ります。
「復元したのに記事が消えたまま」という人は、この移す作業が抜けています。しかも置かれた復元ファイルは、24時間たつと自動で削除されます。作業は復元した当日中に済ませてください。
記事・画像・メールのどれを戻したいかで、使うデータと手順が変わります。状況別の戻し方を、ConoHa WING公式サポートの手順に沿ってまとめました。最終確認日は2026-10-07です。
自動バックアップの基本 14日分を毎日保存
ConoHa WINGは、Webサイト・メール・データベースを1日1回自動でバックアップしています。公式サイトの機能一覧によると、追加料金のかからない標準機能です。保存されるのは過去14日分です。
バックアップの一覧は、次の順で開きます。
- ConoHaのコントロールパネルにログインする
- 上部メニューの「WING」を押す
- 「サーバー管理」から「自動バックアップ」を開く
一覧には「Web」「Mail」「DB」の3つの列があります。「リストア可」と表示されている日付だけが復元できます。サーバーを2台以上契約している人は、先に対象のサーバーへ切り替えてから開いてください。
| 項目 | 公式サポートの記載 |
|---|---|
| 保存期間 | 過去14日分(1日1回取得) |
| 対象 | Web・Mail・DBの3種類 |
| 料金 | 標準機能(機能一覧に記載) |
| 復元ファイルの保存 | WebとMailは24時間で削除 |
| 回数の制限 | 1週間に5回以上で一定期間使えなくなる |
「復元」を押しても戻らない理由
ConoHa WINGのリストアは、今のサイトを上書きする仕組みではありません。公式サポートには「サーバー上に指定した日付のデータが設置されます」と書かれています。置かれたデータから必要なものを取り出して、復旧作業をする流れです。
戻らないときの原因は、ほとんどが次の3つです。
- リストア後の「移す作業」をしていない。Webデータは専用フォルダに置かれるだけ
- データベースを戻したのに、WordPressの接続先を変えていない。復元したデータベースは別の名前で作られる
- 24時間を過ぎて復元ファイルが消えた。もう一度リストアすれば、14日以内の日付ならまた取り出せる
もう1つの落とし穴は、リストアをやり直したときです。公式サポートによると、再度リストアすると古いリストアファイルは削除されます。別の日付を試すときは、先に必要なファイルを移し終えてから実行してください。
戻したい内容で使うデータを選ぶ
WordPressは、記事の文章とファイルを別々の場所に保存しています。記事本文や設定はデータベース、画像やテーマ、プラグインはWebデータ側です。何が消えたかで、リストアする列を選びます。
ConoHa WING | 自動バックアップの使い分け
消えたものとリストアする項目
WordPressの保存場所と公式サポートの手順をもとに整理
| 使う項目 | 戻した後の作業 | 難しさ | |
|---|---|---|---|
| 記事・固定ページ・設定 データベースに保存されている | ○ DB | △ wp-config.phpの接続先を変更 | △ 設定ファイルの編集が必要 |
| 画像 wp-content/uploadsに保存 | ○ Web | ○ 該当フォルダを移すだけ | ○ ファイル操作のみ |
| プラグイン更新後の不具合 wp-content/pluginsの該当フォルダ | ○ Web | △ 該当プラグインだけ差し替え | △ 入れ替える範囲を絞る |
| メール ConoHa WINGのメールアドレス | △ 公式の別手順を参照 | △ 本記事では扱わない |
- ※データベースのリストアは、元のデータベースを上書きせず日付つきの別データベースとして作られます
- ※サイト全体を戻す場合はWebとDBの両方が必要です
AI副業ラボ
サイト全体を数日前の状態に戻したいときは、WebとDBの両方を同じ日付でリストアします。日付をそろえないと、記事は古いのに画像だけ新しい、といったずれが起きます。
Webデータ(画像・テーマ)を戻す手順
Webデータのリストアは、専用フォルダにファイルが置かれるまでが自動です。そこから先の移動は手作業になります。
リストアを実行する
- 自動バックアップの一覧で、戻したい日付の「Web」を押す
- 確認画面で内容を確かめて「リストア」を押す
- リストア履歴に表示されたら完了
公式サポートによると、サイトの規模によってはリストアに時間がかかります。履歴に出るまで、同じ操作を何度も繰り返さないでください。1週間に5回以上実行すると、一定期間リストアできなくなります。
専用フォルダから必要なものを移す
リストアが終わると、サーバー内に次のフォルダができます。
/home/cXXXXXXXX/backup_data_web
WordPressのファイルは、その中の public_html/ドメイン名 に入っています。ここから必要なファイルを、本来の public_html/ドメイン名 の中へ移します。作業はコントロールパネルのファイルマネージャーか、FTPソフトで行います。
移すときは、範囲を必要な分に絞るのが安全です。
- 画像が消えた →
wp-content/uploadsの中の、消えた月のフォルダだけ移す - プラグイン更新で画面が崩れた →
wp-content/pluginsの中の該当プラグインのフォルダだけ差し替える - サイト全体を戻したい → ドメイン名フォルダの中身をまとめて移す(DBも同じ日付で戻す)
ファイルマネージャーで移すときの注意
公式サポートは、大きなデータを一度に移すとエラーになる可能性があると案内しています。ファイルマネージャーを使う場合は、フォルダごとに分けて移します。画像が多いブログなど容量の大きいデータは、FTPソフトのほうが向いています。
今のファイルを上書きする前に、今の状態も手元に残しておくと戻せなくなる事故を防げます。これは公式の手順にはない、念のための作業です。上書きしたいフォルダを、名前を変えて残しておく方法が手軽です。
データベース(記事・設定)を戻す手順
データベースのリストアは、元のデータベースを上書きしません。リストアした日付が名前の末尾についた、別のデータベースとして作られます。WordPressにその新しいデータベースを読ませる作業が必要です。
リストアを実行する
- 自動バックアップの一覧で、戻したい日付の「DB」を押す
- 表示された画面で、リストアしたいデータベースを選んで「リストア」を押す
- リストア履歴に表示されたら完了
WordPressのデータベース名がわからない場合は、コントロールパネルのWordPressメニューから確認できます。ブログを2つ以上運営している人は、選ぶデータベースを間違えないようにしてください。
WordPressの接続先を切り替える
公式サポートが例として案内している手順は次のとおりです。
- コントロールパネルで、末尾にリストアした日付がついたデータベース名を確認する
- ファイルマネージャーかFTPで、WordPressのフォルダにある
wp-config.phpを開く - データベース名とデータベースユーザーの項目を、使いたいものに書き換えて保存する
wp-config.php は、WordPressがどのデータベースを読むかを決める設定ファイルです。書き間違えると、サイトが「データベース接続確立エラー」になります。書き換える前に、元の wp-config.php をパソコンに保存しておくと、すぐ元に戻せます。
Webデータと一緒に戻すときの順番
WebとDBを両方戻す場合は、Webデータを先に移します。Webデータの中には、バックアップ当時の wp-config.php も入っています。そのファイルは、古いデータベース名を指したままです。
順番を逆にすると、DBの接続先を書き換えた後にWebデータで上書きしてしまいます。Webを移し終えてから、最後に wp-config.php を書き換える順番にしてください。
戻した後に確かめること
復元が終わったら、ブラウザでサイトを開いて表示を確かめます。確認したいのは次の4点です。
- トップページと、消えていた記事が表示されるか
- WordPressの管理画面にログインできるか
- 画像が表示されるか(記事の中と、アイキャッチの両方)
- お問い合わせフォームやアフィリエイトリンクが動くか
管理画面に入れない場合は、症状別の直し方をConoHa WINGでWordPressにログインできない原因と直し方にまとめています。PHPの更新が原因で画面が真っ白になったなら、ConoHa WINGのPHP8.2は年末終了|上げ方と真っ白対策の手順で切り分けられます。
古いデータベースはすぐ消さない
切り替え後のサイトが問題なく動くと確認できるまで、元のデータベースは残しておきます。新しいデータベースで不具合が出ても、wp-config.php を元に戻せば前の状態へ戻れるからです。
14日より前に戻したい人の備え方
自動バックアップで戻せるのは、過去14日分までです。15日以上前に消えたことに気づいた場合、自動バックアップでは戻せません。
この弱点を補うには、サーバーの外にもバックアップを置くしかありません。自動バックアップはサーバーの中に保存される仕組みです。サーバーの契約が切れたときに使えるかどうかは、公式サポートで確認できませんでした。契約更新に失敗したときの流れは、ConoHa WINGの更新が失敗したら|満了後15日の復旧手順で解説しています。
サーバーの外に残す方法は、次の2つが手軽です。
- WordPressのバックアップ用プラグインで、パソコンやクラウドストレージに定期保存する
- 記事を大きく直す前に、管理画面の「ツール」→「エクスポート」で記事データを保存する
AIで記事を量産している副業ブログは、1日に何本も更新されます。気づいたときには14日を過ぎていた、という事態を避けるために、月1回はサーバーの外にも保存しておくと安心です。
これからブログを作る人の選択肢
自動バックアップは、サーバー会社によって保存期間や料金が違います。ConoHa WINGは、Web・メール・データベースの14日分の自動バックアップが標準機能に含まれています。復元の画面もコントロールパネルの中にまとまっています。
一方で、復元した後の移す作業は自分でする必要があり、ファイル操作に慣れていない人には手間です。他社との違いはConoHa WINGとエックスサーバーどっち?AIブログ向け比較【2026年】で比べています。
自動バックアップが付いたサーバーで副業ブログを始めたい人は、ConoHa WINGの公式サイトで現在の料金を確認できます。
よくある質問
リストアすると今のブログは消えますか
消えません。公式サポートの説明では、Webデータは専用フォルダに置かれ、データベースは日付つきの別データベースとして作られます。今のファイルが変わるのは、自分で移したり書き換えたりしたときです。
復元ファイルが見当たりません
リストアから24時間を過ぎていないか確認してください。WebとMailの復元ファイルは24時間で削除されます。別の日付でリストアし直した場合も、前のファイルは削除されます。14日以内の日付なら、もう一度リストアすれば取り出せます。
リストアのボタンが押せません
一覧で「リストア可」になっていない日付は復元できません。1週間に5回以上リストアした場合も、一定期間使えなくなります。どちらにも当てはまらない場合は、ConoHaのサポートに問い合わせてください。
記事1本だけを戻すことはできますか
自動バックアップのデータベースは、まるごと別のデータベースとして作られます。記事1本だけを取り出す機能は、公式サポートでは案内されていません。全体を戻すと、それ以降に書いた記事も消えた状態になります。最近書いた記事がある場合は、本文をコピーして控えてから切り替えてください。
まとめ
ConoHa WINGの自動バックアップは、「復元」を押すとデータが別の場所に置かれる仕組みです。Webデータは backup_data_web から本来の場所へ移します。データベースは、wp-config.php の接続先を日付つきの新しいデータベースに切り替えて戻します。
復元ファイルは24時間で消え、リストアをやり直すと前のファイルも消えます。戻せるのは14日分までです。作業は今日のうちに終わらせ、サーバーの外にもバックアップを置いておくと次は慌てずに済みます。
※本記事は情報提供を目的としたもので、副業・転職による収入や成果を保証するものではありません。料金・仕様は変動するため、利用前に必ず公式サイトでご確認ください。