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クラウドワークスのコンペでAI申告|使用・不使用の選び方

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クラウドワークスのコンペ形式で、2026年9月29日から生成AIの扱いが画面に表示されるようになりました。クライアントは募集時に「生成AI 使用OK」か「生成AI 使用NG」を必ず選びます。ワーカーは提案画面で「使用」か「不使用」を申告します。

結論から書くと、迷ったら「使用」と申告し、どの工程で使ったかを提案文に1〜2行で書くのが安全です。 申告は自己申告で、事務局は真偽を判定しません。ただし「不使用」と申告してAIを使えば、クライアントとの約束を破ることになります。

この記事では、変わった点と選び方の線引きを公式のお知らせをもとに整理します。内容は2026年10月4日時点で確認できた範囲です。

9月29日から変わった3つの点

クラウドワークスの公式ブログは、2026年9月29日にワーカー向けとクライアント向けのお知らせを1本ずつ公開しました。ワーカーから見て変わった点は次の3つです(最終確認日:2026-10-04)。

  • 仕事詳細の「仕事の概要」に、クライアントが選んだ「生成AI 使用OK」か「生成AI 使用NG」が表示される
  • 提案画面の「生成AIの使用」で「使用」か「不使用」を選んでから提案する
  • クライアントの選考画面で、「使用」と申告した提案に「生成AI 使用」と表示される

クライアント側では、コンペ形式の発注時にこの選択が必須になりました。発注後に使用可否を変えることはできません。

対象になる仕事・ならない仕事

対象は、機能の公開後に新しく作られたコンペ形式の仕事だけです。公式のお知らせには次の2つが対象外と明記されています。

  • 機能の公開前に作られたコンペ形式の仕事
  • プロジェクト形式・タスク形式の仕事

ライティングの記事作成や、データ入力のタスクには今回の表示は出ません。そうした仕事では、これまでどおり依頼詳細や禁止事項の欄でAIの扱いを読み取る必要があります。

ランサーズは2024年から同じ仕組み

ランサーズは2024年2月から、依頼作成時に生成AIの使用許可・制限を選べる機能を提供しています。デザインやネーミングのコンペ形式から始まりました。AIを使った提案には「AIで生成」のラベルが付きます。

ランサーズは2024年3月のプレスリリースで、試験導入の結果を公表しました。コンペ×デザインでは発注者の6割以上が使用を許可したという内容です。クラウドワークスの使用OKと使用NGの割合は、2026年10月4日時点で公表されていません。

「使用」と「不使用」の線引き

クラウドワークスのお知らせには、どこからが「使用」にあたるかの定義は書かれていません。そのため、クライアントの立場で「知っていたら判断が変わるか」を基準にするのが現実的です。

クライアントが使用NGを選ぶ理由は、主に次の2つです。

  • 権利の心配:AIだけで作った部分は著作物と認められない場合があり、譲渡を受けても独占できるか分からない
  • 品質と独自性の心配:似たデザインが他でも出回る、または手作業の価値に対価を払いたい

この2つに関わる工程でAIを使ったなら「使用」、関わらないなら「不使用」と考えると判断しやすくなります。

クラウドワークス | コンペの生成AI申告

工程別に見た申告の目安

公式の定義はないため、クライアントへの影響で判断した目安です

納品物への影響申告の目安
画像生成AIで作った絵や素材を提案に含める ロゴ・イラスト・バナー × 提案物そのものに入る × 「使用」と申告する
文章生成AIの案をそのまま採用した ネーミング・キャッチコピー × 提案物そのものに入る × 「使用」と申告する
画像編集ソフトの生成機能で一部を補った 背景の拡張・不要物の消去など △ 一部に入る △ 迷うなら「使用」+説明
アイデア出しや下調べだけにAIを使った 提案物は自分で制作 △ 直接は入らない △ 使用NG案件なら事前に質問
誤字チェックなど校正だけに使った 表現は変えない ○ ほぼ影響なし △ 依頼文の条件も確認
  • ※クラウドワークスは「使用」の範囲を定義していません。依頼詳細に条件があればそちらが優先です

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迷う工程は提案文で説明する

アイデア出しだけに使ったケースや、編集ソフトの生成機能で一部を補ったケースは、判断が分かれます。この場合は「使用」を選び、提案文で範囲を説明する方法が無難です。

提案文に入れる例は次のとおりです。

「配色案の比較にAIを使いました。ロゴの形と文字は、すべて自分で作図しています。」

範囲が書いてあれば、クライアントは「生成AI 使用」の表示だけで判断せずに済みます。説明がないと、ラベルだけを見て候補から外される可能性があります。

依頼詳細の条件が優先される

クライアント向けのお知らせでは、使用OKとNGだけで伝えきれない条件は依頼詳細欄に書くよう案内されています。例として挙がっているのは「下書きのみ可、画像生成は不可」「使ってはいけないツールやデータ」です。

使用OKの案件でも、依頼詳細に細かい条件が書かれていることがあります。 画面の表示だけで判断せず、依頼詳細を最後まで読んでから提案に取りかかってください。

使用NGの案件への向き合い方

使用NGの案件でも、「使用」を選んで提案すること自体はできます。公式のお知らせにも、提案は完了できるが選考画面に「生成AI 使用」と表示されると書かれています。

ただし、使用NGを選んだクライアントが、わざわざ「生成AI 使用」の提案を採用する場面は多くないはずです(推測)。コンペは採用されなければ報酬がゼロの形式です。AIを前提に作る人は、使用NGの案件に時間をかけず、使用OKの案件に絞るほうが効率的です。

「不使用」と偽るのは避ける

申告は自己申告で、事務局は制作物の真偽を判定しません。それでも、偽って申告するのは割に合いません。理由は次の3つです。

  • クラウドワークスのAIポリシーは、AIの利用を意図的に隠さないようワーカーに求めている
  • AIポリシーは、仕事の詳細や条件で示されたAIの可否を守るよう求めている
  • 採用後に発覚すれば、評価や継続依頼を失い、トラブルの原因になる

AIポリシーの公開は2024年7月31日です。クライアント側には、事実確認なしにAI使用を理由として不利益を与えないよう求めています。正直に申告していれば、このルールがワーカーを守る側に働きます。

申告より前に確認したい権利のこと

コンペ形式の著作権は、採用された作品だけがクライアントに譲渡されます。クラウドワークスのFAQによると、不採用の作品の著作権はワーカーに残ります。

ここで問題になるのが、AIで作った部分の扱いです。文化庁の「AIと著作権に関する考え方」では、人が創作的に関わっていないAI生成物は著作物にあたらないとされています。AIだけで作った部分は、譲渡する権利そのものがない場合があります。 クライアントが使用NGを選ぶ背景には、この不安があります。

使用OKの案件でも、次の2点は提案前に確認しておくと安心です。

  • 使ったAIツールの利用規約で、生成物の商用利用が認められているか
  • 他人の作品や実在のロゴに似た出力になっていないか

応募できる場所を増やしておく

今回の表示は、AIを使う人にとって案件を選びやすくなる変化です。一方で、使用NGが多いカテゴリでは応募できる数が減ります。1つのサービスだけに頼らず、応募先を複数持っておくと、条件に合う案件を探しやすくなります。

たとえばクラウドソーシングの「クラウディア」は、会員登録が無料です。タスク・コンペ方式とプロジェクト・時間制の仕事を扱っています(公式サイト表記・最終確認日:2026-10-04)。クラウディアの生成AIのルールは、公式サイトのトップページでは確認できませんでした。応募前に依頼文の条件を確認してください。

よくある質問

Q. 申告しないと提案できませんか

対象のコンペ形式では、提案画面で「使用」か「不使用」を選ぶ流れになっています。お知らせの手順では、選んでから提案する形です。対象外のプロジェクト形式・タスク形式では、この選択は出てきません。

Q. 申告した内容はあとから変えられますか

ワーカー側の申告を変更できるかは、公式のお知らせに書かれていません(2026年10月4日時点)。クライアント側は、発注後に使用可否を変えられないと明記されています。提案前に申告内容を決めておくのが確実です。

Q. 機能の公開前に始まったコンペはどうなりますか

公開前に作られたコンペには、使用可否も申告内容も表示されません。この場合は、依頼詳細の禁止事項を読み、書かれていなければ質問機能やメッセージで確認してください。

Q. 「不使用」と申告したのにAIを疑われたら

AIポリシーでは、クライアントが事実確認なしにAI使用を理由として不利益を与えることを禁止しています。制作の途中経過のファイルや作業履歴を残しておくと、説明の材料になります。

まとめ

  • 2026年9月29日から、新しく作られたコンペ形式の仕事で生成AIの使用可否が表示される
  • ワーカーは提案時に「使用」か「不使用」を自己申告する
  • 「使用」の定義はないため、迷ったら「使用」を選び、範囲を提案文で説明する
  • 使用NGの案件で偽って「不使用」と申告するのは、AIポリシーに反し、発覚時の損失も大きい
  • AIだけで作った部分は著作物にならない場合があり、クライアントが使用NGを選ぶ理由になっている

AIを使って制作する人にとって、今回の表示は「最初から歓迎されている案件」を見分ける手がかりになります。使用OKの案件から試してみてください。

※本記事は情報提供を目的としたもので、副業・転職による収入や成果を保証するものではありません。料金・仕様は変動するため、利用前に必ず公式サイトでご確認ください。

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