侍エンジニアの給付金の条件|副業目的でも使える?
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侍エンジニア(SAMURAI ENGINEER)の受講料を軽くできる制度は2つあります。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」と、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」です。
**副業だけが目的で転職するつもりがない人は、経済産業省のリスキリング支援の条件を満たしません。**この制度は「在職中で、雇用主が変わる転職を目指す人」が対象だからです。転職しない人が使える可能性があるのは、雇用保険の加入期間で判定する専門実践教育訓練のほうです。ただし対象コースが限られ、受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが要ります。
(最終確認日:2026-10-05。制度の内容は経済産業省と厚生労働省の公式情報、料金とコースは侍エンジニア公式サイトに基づきます)
2つの制度の違いを先に整理
2つの制度は、対象者・お金の流れ・手続きの窓口がそれぞれ違います。
侍エンジニア | 使える給付金
2つの制度の条件の違い
どちらが使えるかは働き方と目的で変わります
| 転職しない人 | フリーランスのみの人 | 事前の手続き | |
|---|---|---|---|
| リスキリング支援 経済産業省・最大70% | × 対象外(転職を目指す人が対象) | × 対象外(雇用契約が必要) | ○ スクールの手続きに沿って進む |
| 専門実践教育訓練 厚生労働省・最大80% | △ 雇用保険の条件を満たせば対象 | △ 離職から1年以内などの条件つき | △ 開始2週間前までに自分で申請 |
- リスキリング支援の補助金はスクール側に支払われ、受講者は軽くなった価格で受講する仕組みです
- 専門実践教育訓練は、受講者がハローワークに申請して受け取ります
AI副業ラボ
| 項目 | リスキリング支援(経済産業省) | 専門実践教育訓練(厚生労働省) |
|---|---|---|
| 対象者 | 在職中で、雇用主が変わる転職を目指す人 | 雇用保険の加入期間が条件を満たす在職者・離職者 |
| 割合の上限 | 受講費用(税別)の最大70%(上限56万円) | 教育訓練経費の最大80% |
| 転職の要否 | 必要(追加の20%は転職して1年続いた場合) | 不要(追加の20%・10%は就職や賃金の条件つき) |
| お金の流れ | スクールに補助され、受講料が軽くなる | 受講者がハローワークから受け取る |
| 窓口 | スクール(補助事業者) | 住民票のある地域のハローワーク |
リスキリング支援の条件と金額
経済産業省のリスキリング支援を使えるのは、サービスへの登録時と初回のキャリア相談時に在職者であり、雇用主が変わる転職を目指している人です。公式サイトのよくある質問にこの要件が書かれています。
在職者とは、企業と雇用契約を結んで働いている人を指します。侍エンジニアの公式ページでは、正社員のほか契約社員・派遣社員・パート・アルバイトも対象になると案内しています。雇用契約のないフリーランスだけで働いている人は、この条件を満たしません。
補助は2段階に分かれる
補助の金額は、受講を終えたときと転職後の2段階です(経済産業省の公式サイトより)。
- 受講を修了したとき:講座の受講費用(税別)の2分の1相当額(上限40万円)
- 転職して1年間続けて働いたとき:追加で受講費用(税別)の5分の1相当額(上限16万円)
合計すると受講費用の70%、上限は56万円です。この制度の補助金は受講者ではなくスクール側に支払われます。受講者は、補助のぶん軽くなった価格で講座を受ける仕組みです。
追加の20%は紹介経由の転職が条件
追加の20%で数える「転職」には定義があります。経済産業省の公式サイトでは、補助事業の中で行われた職業紹介による転職などに限っています。
侍エンジニアの公式ページでも、追加の20%は「弊社紹介経由の転職後、1年間継続就業」した場合と書かれています。**自分で求人サイトから応募して転職した場合、追加の20%は対象にならない可能性があります。**転職先の探し方に希望がある人は、申し込む前にこの点を確かめてください。
公式の料金例で実質負担を確認
侍エンジニアのリスキリング支援のページには、3つのコースの料金例が載っています。数字は公式ページの表示そのままです。
| コース | 合計(税込) | 内訳 | 最大の給付額 |
|---|---|---|---|
| Webエンジニア転職コース(16週間) | 728,000円 | 入学金99,000円+受講料629,000円 | 463,273円 |
| 副業スタートコース(12週間) | 297,000円 | 入学金99,000円+受講料198,000円 | 189,000円 |
| 生成AI×WEB副業コース(24週間) | 638,000円 | 入学金99,000円+受講料539,000円 | 406,000円 |
最大の給付額は、入学金を含む合計の税抜額に70%をかけた金額と一致します。たとえば副業スタートコースは、税抜270,000円の70%で189,000円です。Webエンジニア転職コースは、税抜661,818円の50%と20%を足すと463,273円になります。
この給付額は、修了時の50%と転職後の20%の両方を受け取れた場合の最大値です。転職しなかった場合や紹介経由でない転職の場合、軽くなるのは修了時の50%ぶんまでと考えておくのが安全です。
コース名に「副業」があっても条件は同じ
副業スタートコースと生成AI×WEB副業コースは、リスキリング支援の対象コースとして公式ページに並んでいます。それでも制度の条件は「転職を目指す在職者」のままです。コース名に「副業」と入っていても、転職するつもりがなければこの制度は使えません。
副業で収入を得ながら、いずれは別の会社に移りたい人なら条件に合います。登録時点で転職の意思があるかどうかが分かれ目です。
専門実践教育訓練の条件と手続き
専門実践教育訓練給付金は、転職を前提にしない制度です。厚生労働省のパンフレットによると、対象者は次のどちらかです。
- 在職中の人:受講開始日に雇用保険の被保険者で、加入期間が3年以上
- 離職中の人:離職日の翌日から受講開始日までが1年以内で、加入期間が3年以上
初めて教育訓練給付金を受ける人は、当分の間、加入期間が2年以上あれば対象になります。過去3年以内に教育訓練給付金を受けた人は、今回は対象になりません。
給付は3段階で最大80%
給付の割合は条件ごとに積み上がります(2024年10月1日以降に受講を開始した人の場合)。
- 受講中・修了時:教育訓練経費の50%を6か月ごとに支給(年間上限40万円)
- 資格を取得して就職したとき:追加で20%(年間上限16万円)
- さらに賃金が受講前より5%以上上がったとき:追加で10%(年間上限8万円)
侍エンジニアのトップページで「最大80%OFF」と表示されているコースがあるのは、この3段階を足した数字です。80%すべてを受け取るには、資格取得・就職・賃金上昇の条件をそろえる必要があります。
受講開始の2週間前が期限
手続きの順番は決まっています。まず訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを交付してもらいます。そのジョブ・カードなどをハローワークに出して受給資格の確認を受けます。
この手続きは受講開始日の2週間前までに済ませる必要があります。侍エンジニアの公式FAQでも同じ期限が案内されています。さらに、制度の規則により侍エンジニアは手続きを代行できないと書かれています。申し込みを急いで期限を過ぎると給付を受けられないため、日程は逆算して組んでください。
受講料を分割払いにしても制度は使えます。ただし侍エンジニアの公式FAQによると、対象になるのは給付申請の時点までに払い終えた金額です。
対象コースは名指しで確認する
専門実践教育訓練の対象コースは、厚生労働大臣の指定を受けた講座に限られます。侍エンジニアの公式サイトでは、対象コースの書き方がページごとに違っていました。トップページと給付金の案内ページで、並んでいるコース名が一致しません(2026-10-05確認)。
そのため、受けたいコース名を挙げて「専門実践教育訓練の指定講座か」を直接確かめるのが確実です。厚生労働省の教育訓練講座検索システムでも、講座名で指定の有無を調べられます。
対象外になりやすい人
条件を見落としやすいのは次の4パターンです。
- 転職せず副業だけしたい会社員:リスキリング支援は使えない。専門実践教育訓練の条件を確かめる
- フリーランス・個人事業主だけで働いている人:雇用契約がないためリスキリング支援は対象外。雇用保険の加入歴によっては専門実践教育訓練の対象になる
- 雇用保険の加入期間が足りない人:初回でも2年未満だと専門実践教育訓練は対象外
- 受講開始が迫っている人:開始2週間前を過ぎると専門実践教育訓練の手続きが間に合わない
2つの制度を同じ受講費用に重ねて使えるかは、公式情報では確認できませんでした。両方の条件を満たしそうな人は、カウンセリングでどちらを使うかを相談してください。
無料カウンセリングで確かめること
侍エンジニアの公式ページでは、給付金を受け取るための細かい事項は無料カウンセリングで説明すると書かれています。聞き漏れを防ぐため、次の5点をメモして臨むと話が早く進みます。
- 受けたいコースは、リスキリング支援と専門実践教育訓練のどちらの対象か
- 自分の働き方(雇用形態・雇用保険の加入期間)で使える制度はどちらか
- 修了時の50%は、受講料の支払い時点で差し引かれるのか、後から戻るのか
- 追加の20%を受けるには、どの転職ルートを使う必要があるか
- 修了の条件(出席や課題の基準)と、満たせなかった場合の負担額
説明会で聞かれやすい質問や準備の全体像は、AIスクールの無料説明会で聞かれること・準備|40代50代の相談ガイドにまとめています。
給付金の条件を自分の働き方に当てはめて確かめたい人は、申し込む前にカウンセリングで上の5点を聞いておくと判断しやすくなります。
受講料が軽くなっても、カリキュラムを修了できなければ修了時の補助も受けられません。続けられる学習時間を確保できるかも、申し込みの前に考えておいてください。
よくある質問
Q. 副業で稼ぐのが目的です。給付金は使えますか? A. 転職するつもりがなければ、経済産業省のリスキリング支援は使えません。雇用保険の加入期間が条件を満たし、受けたいコースが専門実践教育訓練の指定講座なら、そちらを使える可能性があります。
Q. パートやアルバイトでもリスキリング支援を使えますか? A. 侍エンジニアの公式ページでは、パートやアルバイトも対象と案内しています。在職中であることと、雇用主が変わる転職を目指していることの2つが条件です。
Q. 受講料はいったん全額を払う必要がありますか? A. 専門実践教育訓練は、受講者が払った経費に対して後から支給される仕組みです。リスキリング支援はスクール側に補助が入る仕組みですが、支払いの流れは公式ページに書かれていないため、カウンセリングで確認してください。
Q. 40代・50代でも使えますか? A. 2つの制度とも、公式情報に年齢の上限は書かれていません。条件は在職・転職の意思・雇用保険の加入期間で判定されます。
まとめ
侍エンジニアで使える給付金は、転職を目指す在職者向けのリスキリング支援と、雇用保険の加入期間で判定する専門実践教育訓練の2つです。副業だけが目的の人はリスキリング支援の条件を満たさないため、専門実践教育訓練の条件を先に確かめてください。
専門実践教育訓練を使うなら、受講開始の2週間前までにキャリアコンサルティングとハローワークでの手続きを終える必要があります。対象コースは公式サイト内でも書き方が分かれていたので、コース名を挙げてカウンセリングで確かめるのが確実です。
※本記事は情報提供を目的としたもので、副業・転職による収入や成果を保証するものではありません。料金・仕様は変動するため、利用前に必ず公式サイトでご確認ください。